ローレンス・ストロールが「アストンを王者にするまで諦めない」と強調した。アストンマーティンF1チームのオーナー兼エグゼクティブチェアマンは、自らの“ミッション”をF1ワールドチャンピオン獲得と定義し、長期計画を揺るがせにしない姿勢を改めて示した。「私は諦めない。アストンマーティンを世界王者にするまで歩みを止めない」発言はチームの現状が上向きでも下向きでも変わらない、という意思表明だ。
近年、同チームはシルバーストーンのAMRテクノロジーキャンパス整備を進め、最新風洞やシミュレーターを柱に開発体制を刷新してきた。経営・技術面ではアンディ・コーウェルを最高経営責任者兼チーム代表に据え、マイク・クラックをチーフ・トラックサイド・オフィサーに配置転換。2026年にはホンダとの協業体制を築き、新レギュレーション初年度の飛躍を狙う。設備・人材・パワーユニットの三位一体で、持続的な競争力を描く青写真だ。
